今年も6月29日、30日に東京国際フォーラムで開催されました。
6月29日(土曜)に行ってきました。 雨模様ながら相変わらず盛況で混んでいました。
今回も、行き当たりばったりでブースを訪問し目を引いた展示品についてブログしたいと思います。
ところで、OTOTENの入場は、受付のところで必要事項を記入すれば入場できますが、予め、「OTOTEN 2019」のホームページからネットで事前登録しておくと、スマホに来場者登録証が表示されたページ(画像参照)を受付で提示すればスムースに入場できます。
行き当たりばったりブース訪問記
Technicsのブース G601
最初に訪問したのはTechnicsのブースでした。
オーディオ評論家の山之内正さんが講師で6月28日に発売の「SL-1500C」レコードプレーヤの評論と試聴を行っていました。 山之内さんによりますと、「自宅でこのレコードプレーヤを開梱、セッティングしてインサイドフォースキャンセラーを行う程度の調整で簡単に試聴することができた。」とのコメントがありました。
ちょっと辛口ポイント
「SL-1500C」レコードプレーヤのポイント
- チェロとコントラバスのレコードでの試聴では、コアレスモータダイレクトドライブの効果か確かに、低域ノイズが少ないように感じました。
- 仕様書の中を見ると、ワウ・フラッターの項目はあるものの、回転数偏差を示す項目が見当たりません。 もはや回転数の精度が高く、回転数偏差値を仕様に入れること自体意味を持たなくなったのかもしれませんね。
- MMカートリッジのフォノアンプ内蔵(残念ながらMCは不可のよう)について、イコライザー無しのフラットアンプの切り替えもできるようになれば良かったですね! 何故なら、レコードをハイレゾ録音する場合、ハイレゾ録音後、RIAAカーブのデジタルフィルターを通すことができますので、アナログフィルターよりデジタルRIAAフィルターを通した方が誤差含めて性能的に有利になると思うからです。
- (ortofon 2M Red)のカートリッジが付属しています。 このカートリッジは、我が家のB級ステレオで再生したらストリングスの音に満足できませんでした。 残念ながら、このターンテーブルの性能とこのカートリッジとがアンマッチのような気がします。
オーディオテクニカのブース G404
ポイント
勉強不足でしたが、2016年7月に既に発売されていたダイレクトパワーステレオMCカートリッジ「AT-ART1000」を知りました。 このカートリッジは非常にユニークな構造で、スタイラスチップ(カンチレバーの先端)の真上に発電コイルが設置されてるところです。 お値段的にはチョット手が届かない(60万円前後)のですが、構造的に低域共振にも有利に働くことが想像に難くありません。 このような技術に挑戦しているオーディオテクニカに敬意を表したいと思いますが、もう少し手の届く価格になると良いですね!
D級アンプのこと
D級アンプは、ご存知のようにアナログをPWM変調してスイッチングした後フィルターを介してスピーカを駆動します。 以前は安かろう悪かろうの存在でしたが、今やミドルクラスの地位を築く存在になってきています。 以下のTEACやVictor(JVCケンウッド)のブースでそのサウンドを試聴しましたが、中域が豊かでメリハリのあるサウンドだと感じました。 元々高域にシェービングノイズのあるDSDとD級アンプとはマッチングするかもしれませんね。
TEACブース(G609)
アンプは、AP-505及びAX-505でスピーカは、タンノイでの試聴でした。
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