VinylStudio(V8.8.0)は、英語版しか無くとっつきにくいアプリですので、以下に、当ブログのハイ・レコ録音の手順、設定条件をご参考までに示します。
一度設定してしまえば、それ程難しくなく、使用できると思います。 VinylStudio は、Appストアーで、購入してインストールします。11月10日にバージョン(V8.8.2)に上がっていました。
又、Mac版の他、Windows版もあります。 以下の手順は(V8.8.0)です。
目 次
VinylStudioのアウトライン
❏ VinylStudioの特長
レコードから録音したオリジナルファイルは編集後も残り、編集した後のアウトプットファイルに不満があれば、再度編集してアウトプットすることができることです。
また、アウトプットファイルは、ハイレゾFlacフォーマットからCDフォーマット等、多くのフォーマットに対応しています。
❏下図に、そのイメージを示します。

スタート画面 (起動画面)
録音する前の設定
"file"からnew Collectionを選択して、適当な名前を設定してCreateボタンを押す
ハイ・レコのセッティングは編集後の保存先の指定ハイ・レコは、外付けUSBHDDのパスを設定しています。 アルバム、アーティストの情報入力が反映されて、編集後のファイルのフォルダー名、ファイル名が設定されます。
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レコードボタンを押して、アーティスト、アルバム名を入力し、 ”Create Album”ボタンを押す。
※ADRは、Analog Disk Recordingの略を先頭に記しています。
ターンテーブルにレコードをセット
”Check Level”ボタンを押して、USB接続しているAD/DAのデバイスが選択されていることを確認
“Recording Option”をクリック
“FLAC format”の中のFLACを選択し、更に“FLAC File Options”をクリック
FLACのフォーマット条件(サンプリング周波数やビット深度)を選択・決定したら ”Apply”をクリック
録音する前に、レコードに針を載せて録音Levelを確認
モニターして、Record Levelインジケータが、動いていること。
また、フォルテで、 Levelインジケータが半分位になる様なレベルにすること。
確認出来たら、針を上げる。
録音開始と録音停止
- Recordボタンを押してから、レコードカートリッジをdown。
- レコードが内周まで行き、カートリッジが上がると、VinylStudioの録音が自動停止。
- 裏面がある時は、レコードを返し、再度 Recordボタンを押してから、上記を繰り返す。
- 録音を終了するには、Stopボタンを押して、録音を終了させる。
録音ファイルの編集手順
Cleanup Audioタグをクリック
レコード針の昇降時のクリック音等、不要部分の波形を選択して削除
クリック音除去の実行設定は、下図参照
モニターして、録音音質が調整必要な場合は、イコライザーボタンを押す。
必要に応じて、イコライザーカーブを調整
ノーマライズの実行
最適な音量にするため、ノーマライズは必要です。
ノーマライズは、ピークレベルを-3dBにして、Aplay
Split Tracksタブをクリックして曲間を分離
例えば、楽章毎に分割していく
分割した、トラック名、アーティスト名等を”Edit Track Details”で登録する。
”Edit Album Details”ボタンを押して、Album Artのジャッケト写真ファイルを貼り付ける。
Album Artのジャッケト写真挿入は以下の記事も参考に
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Googleの「フォトスキャン」を使ったレコード・ジャケットのVinylStudioへの画像取込み
LPレコードをVinylStudioでハイレゾ録音したら最後にジャケットの画像を録音ファイルに挿入します。(FLACファイルですと、タグにアートワークを埋め込むことができます。) 今まで、LPレコー ...
編集した録音内容を外付けUSB・HDDへ出力
出力したいAlbumにレ点を入れ、Save Tracksボタンを押す。
編集を反映したオーディオファイルを出力する。
出力するオーディオフォーマットを選ぶ。
オーディオフォーマットの設定後、”Save”ボタンを押して、オーディオ・ハイレゾファイル出力を開始する。
※ 以上、VinylStudioの録音操作手順でした。