VinylStudioは、英語版しか無くとっつきにくいアプリですので、以下に、当ブログで行っているレコードのハイレゾ収録から編集(加工)及びファイル出力までの手順、並びに設定条件をご参考までに示します。
参照:VinylStudio Help(公式マニュアル)
一度設定してしまえば、それ程難しくなく、使用できると思います。 VinylStudio は、Appストアーで、購入してインストールします。
又、Mac版の他、Windows版もあります。 以下の手順は(V8.8.0)です。
目 次
VinylStudioのアウトライン
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1 VinylStudioの特長
レコードから収録したオリジナルファイルは編集(加工)後も後述のCollectionフォルダー残り、編集した後のアウトプットファイルに不満があれば、再度編集してアウトプットすることができる点に特長があります。 また、アウトプットファイルは、ハイレゾFlacフォーマットからCDフォーマット等、多くのフォーマットを指定できます。
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2 イメージ図
❏下図に、そのイメージを示します。
スタート画面 (起動画面)
Vinylstudioの初期設定
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1 Collectionの作成
"file"からnew Collectionを選択すると、下の画面が表示されます。 [Change Folder]ボタンを押して、Collectionの設置場所所を決めます。(例えば、内部ストレージの圧迫を避けるため、外部HDD等に指定することも可能です)
赤丸部分の入力欄に適当な名前(例えば、「Classic-Collection1」等)を設定してCreateボタンを押すと、設定された名前のフォルダーが作成されます。 このフォルダーに収録した関連ファイルが保存されて行きます。
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2 ファイル名の設定
最初の赤丸の入力欄に収録音源の保存先の「パス」を設定しています。 また、2番めの赤丸で、音源のファイル名の設定を選択します。 下の例では、 [Track Number] - [Track Artist] - [Track Title]が反映されて、ファイル名が設定されます。
録音する前の設定
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1 A/D変換デバイスと収録フォーマットの設定
「Check Level」ボタンを押して、USB接続しているAD/DAのデバイスが選択されていることを確認
「Recording Option」をクリック
“FLAC format”の中のFLACを選択し、更に“FLAC File Options”をクリック
FLACのフォーマット条件(サンプリング周波数やビット深度)を選択・決定したら 「Apply」ボタンをクリック
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2 レコード・アルバム名の設定
「レコード」タグ画面で、Record or import a new album が選択されている時に、
レコードボタンを押して、アーティスト、アルバム名を入力し、 「Create Album」ボタンを押す。
※ADRは、Analog Disk Recordingの略を先頭に記しています。
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3 録音レベルの確認とレベル設定
録音する前に、レコードに針を載せて録音Levelを確認
モニターして、Record Levelインジケータが、動いていること。
また、フォルテで、 Levelインジケータが半分位以下になる様なレベルに設定すること。
確認出来たら、針を上げる。
録音開始と録音停止
- Recordボタンを押してから、レコードカートリッジをdown。
- レコードが内周まで行き、カートリッジが上がると、VinylStudioの録音が自動停止。
- 裏面がある時は、レコードを返し、再度 Recordボタンを押してから、上記を繰り返す。
- 録音を終了するには、Stopボタンを押して、録音を終了させる。
録音ファイルの編集手順
Cleanup Audioタグをクリック
レコード針の昇降時のクリック音等、不要部分の波形を選択して削除
クリック音除去の実行設定は、下図参照
モニターして、録音音質が調整必要な場合は、イコライザーボタンを押す。
必要に応じて、イコライザーカーブを調整
ノーマライズの実行
最適な音量にするため、ノーマライズは必要です。
ノーマライズは、ピークレベルを-3dBにして、Aplay
Split Tracksタブをクリックして曲間を分離
例えば、楽章毎に分割していく
分割した、トラック名、アーティスト名等を”Edit Track Details”で登録する。
”Edit Album Details”ボタンを押して、Album Artのジャッケト写真ファイルを貼り付ける。
Album Artのジャッケト写真挿入は以下の記事も参考に
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Googleの「フォトスキャン」を使ったレコード・ジャケットのVinylStudioへの画像取込み
LPレコードをVinylStudioでハイレゾ録音したら最後にジャケットの画像を録音ファイルに挿入します。(FLACファイルですと、タグにアートワークを埋め込むことができます。) 今まで、LPレコー ...
編集した録音内容を出力する
出力したいAlbumにレ点を入れ、Save Tracksボタンを押す。
編集を反映したオーディオファイルを出力する。
出力するオーディオフォーマットを選ぶ。
下の例は、FLACフォーマットを指定しています。 他に非可逆圧縮フォーマット(AAC or MP3)等を選ぶことができます。
オーディオフォーマットの設定後、”Save”ボタンを押すと、編集された音源のファイルが出力されます。
また、「Split taracks」タグ画面で、個々のTrackを選択しても編集された音源のファイルが出力できます。
※ 以上、VinylStudioの録音操作手順(概要)でした。