バージョンアップしたVinylStudioの「ランブルフィルター」を試してみました

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レコードハイレゾ化ソフトのVinylStudioのバーションはV8でしたが、今回メジャーアップデートV9(V9.0.3)が2018/5/1リリースされました。(現在はV9.0.5にアップされている様ですが、appストアーでは、未だV9.0.3です) このアップデートの中に、「ランブルフィルターの改善」という項目がありました。 ランブルフィルターは、レコードのハイレゾ録音において、カートリッジの低域共振を抑える上で必須ですので、どんな内容に改善されているのか早速試してみました。 尚、試用したのは、MAC用ですが、Windows用もリリースされれています。

<低域共振とランブルフィルターに関する記事>

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アップデートV9(V9.0.3)内容(グーグルで翻訳)

主な変更点:

  • 新規ユーザーの初期起動プロセスが簡単になりました。
  • Mac版は64ビットになりました。これにより、ユーザーがHigh Sierraの最新バージョンで見ている「非互換性警告」が修正されます。
  • VinylStudioは、トラックを保存する際に複数のスレッド(並行して)を使用するようになりました。これにより、マルチコアマシンでかなりのスピードアップが生じる可能性があります。
  • VinylStudioは、保存されたトラックを、データCDやDVDのアーティスト名とアルバムタイトルでフォルダにグループ化できるようになりました。これは、1つのフォルダ内の限られた数のファイルしか扱えないDVDプレーヤーに便利です。
  • 録音やサウンドファイルの読み込みを開始するときにアルバムを作成することが合理化されました。
  • VinylStudioはキューシートを読み書きできます(VinylStudio Liteでは使用できません)。
  • Amazonのポリシーが変更されたため、Amazonのデータベースをルックアップトラックの一覧表示機能から削除することを余儀なくされました。
  • 複数のオーディオファイルをインポートする際の機能が改善されました。 以前は常にside1から開始する必要がありましたが、既存のアルバムのsideに追加できるようになりました。
  • トラック区切りを挿入すると、Alt / Optionキーを押しながらVinylStudioに現在のトラックを分割するよう指示できます(最後にトラックを追加するのではなく)。
  • ランブルフィルタの精度を向上させました。
  • スペクトラルビューは、特にマルチコアマシンでは高速です。
  • PCMとDoP間で自動的に切り替わる入力デバイスのサポートが強化されました。
  • 'Fade to Middle'を実装 - エンド・マーカーとフォロー・スタート・マーカーが離されたときに自動的にトラック間のフェードを生成します。
  • DSDファイルを破棄する問題を修正しました。
  • その他のマイナーな変更やバグ修正

 

ランブルフィルターのON/OFF操作

VinylStudioのランブルフィルターは、デフォルトでは、ONに設定されいます。
ランブルフィルターの操作は、以下のビデオを観てください。

 

 

旧バージョン(V8)と新バージョン(V9)のランブルフィルター特性

VinylStudioへ、WaveGeneで作成したWhite Noiseファイルをインポートして、新旧バージョンのランブルファイルターをONにした時のスペクトルを見てみました。 以下のスペクトルグラフからランブルファイルター特性を推定しますと、新バージョン(V9)では、カットオフ周波数(fc)が40hzから20hzになっていることが判ります。

 

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実際の音源スペクトル

今回も、以前の記事「VinylStudioの低域ノイズ抑制フィルターを使用したLPレコードのハイレゾ化」で使用した。展覧会の絵・「バーバ・ヤーガの小屋」の冒頭部分で、新旧ランブルフィルター及び自作サブソニックフィルターONのスペクトルを比較してみます。

カートリッジの低域共振周波数は、前回記事のDEON・DL103Rで11hz、オルトフォン・MC20で12hzでした。

新ランブルフィルターの実際音源スペクトルは、10hzに向かって急峻な特性を有していて、ランブルフィルターとしての優位性があると思われます。

以前の記事「VinylStudioの低域ノイズ抑制フィルターを使用したLPレコードのハイレゾ化」でfc=25hzを目標にした独自のサブソニックフィルターは、10hz以下にレベルは低いものの、レベルの盛上がりがありましたが、「新ランブル」では、10hz以下で、殆どノイズレベルが低減されいます。

「新ランブル」と「e-onkyoからDLしたハイレゾファイル」で、展覧会の絵・「バーバ・ヤーガの小屋」の冒頭のスペクトルを比較してみると下図のように、「新ランブル」で10hz付近(カートリッジの低域共振周波数)から急峻に減衰していることが確認できました。

新旧ランブルの実際音源(比較)とマトメ

比較サンプル楽曲は、1966年録音・カラヤン指揮BPOの「ラベル編曲・ムソルグスキー展覧会の絵」LPレコードの中から「バーバ・ヤーガの小屋」グラモフォンレーベルです。 カートリッジはDL103Rを使用しています。

 

❏ 旧ランブルフィルターのサウンド(MP3 320kbps)


新ランブルフィルターのサウンド(MP3 320kbps)




(マトメ)

ポイント

「我が家のB級オーディオ」にて試聴したところ、新ランブルの方が、不要な低域ノイズが抑制されつつ、低域が豊かに再生されました。

以上から、VinylStudioのバージョンアップ(V9)による「ランブルフィルターの改善」が確認できたと思いますので、今後VinylStudioからハイレゾファイルに出力する場合、新バージョン(V9)のランブルフィルターを使用していく予定です。

 

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