
このレコードは、カルショーのプロデュースによりウィーン、ゾフィエンザールで1958年~1965年の歳月をかけた歴史的録音といえる。 レコードレーベルは、ロンドン
ショルティー 指揮のウィーンフィル、歌手は、当代の有名オペラ歌手で演奏している。 このレコードは、19枚組で構成され、愛蔵家番号付きBOXに納められいる。 他に、ライトモティーフの解説盤が3枚組、訳詞、解説書が付属している。
「指環」全曲と音質について
この19枚組で構成されたレコードは、DECCA所属のジョン・カルーショーがプロディースして8年の歳月をかけて指環全曲を録音したもので、その録音経過はドキュメントDVD「ワーグナー:楽劇≪ニーベルングの指環≫メイキング・オブ・レコーディング」に収められている。(参照記事 ここをクリック)
全体的な音質は、良好であるが、年代ごとに、録音機材の技術向上によるものか、音質が向上している様に思われる。
ただ、収録したこのLPレコード自体の使用条件、経時変化での盤面、盤質の状況で夫々バラツキがあり、稀にバスの声割れが時々出現するが、それもアナログの面白みか。
現在は、 SACD、ハイレゾDL、CD 等がリリースされている。
ニーベルングの指環 ハイ・レコ録音
ハイレゾ録音条件- 録音ソフト:VinylStudio
- 録音フォーマット:Flacフォーマットで録音(24bit 96khz及び192khz)
- Click scan設定:(Sensitivity=1 PP=max)
- ノーマライズ:-3dB
VinylStudioで収録したクレジット例(saide1〜side38まで録音)


[e-onkyo music]のハイレゾ音源とハイ・レコ音源比較
比較音源:[e-onkyo music]より ワルキューレの騎行部分を410円でハイレゾ音源を購入 フォーマット:44.1Khz 24bitのflac (ニーベルング全曲をDL購入すると12,000円)
聴感比較総じて、甲乙付けがたいが、e-onkyoのハイレゾ音源の方は、若干ながらブラスのメリハリがあり音像もはっきりしている。
ハイ・レコ音源の方は、8人のワルキューレ達の声やストリングスの 音が自然に聞こえる。 どちらかと言えば、ハイレコ音源の方が、聞き疲れせず好ましい様に思われた。
スペクトル比較[e-onkyo music]よりダウンロードした「ワルキューレの騎行」は、44.1Khz 24bitのflacフォーマットで、スペクトル比較するためにサンプリング周波数を、96Khzにアップコンバートを行った。
「ワルキューレの騎行」冒頭、約100secをAudacityでスペクトル分析を行った。
ハイレコ、e-onkyoとも可聴帯域で、略同形のスペクトル結果であったが、両者を重ね合わせみると、e-onkyoが4Khz以上が若干盛り上がっている。
これは、ハイレコのストリングスに自然感があるのはこのためか?
それでは、LPレコードから、AAC 320kbpsへエンコードした「ワルキューレの騎行」をお聴きください。 ワグナー ニーベルングの指環(全曲)LPレコード19枚組の14面(side14)の音源です。
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