VinylStudioは2018年10月1日からProとStandardの2つのバージョンに分割され、分割される前の既存ユーザーの場合、機能はそのまま引き継がれるとのことでしたので、継続して使用していたところ、2019年12月中頃からProに移行を促すダイアログが表示されるようになりました。
これはVersion 11にアップデートしたタイミングでStandardとして新規インストールされたと認識されたかも知れません。 Standardの状態ですと機能が非常に狭められてしまうので、Proへのアップグレード(Mac App Storeで3060円を課金)を行いました。
既存ユーザからみたVinylStudio-Proとは
ポイント
1)Proにアップグレードして機能のパフォーマンスに変化は?
以前、レコードからハイレゾ録音した「交響詩シェラザード 第4楽章」のプチノイズ抑制機能のパフォーマンスを確かめてみました。
Proへアップグレード前後のプチノイズ訂正数は、両者とも4246個でしたので、特段のパフォーマンスの違いは無さそうでした。
2)Proへアップグレードしてのメリットは?
現在のところ、特段のメリットは見当たりませんでした。
開発元へ質問
ユーザから見て「実質的な値上げではないか?」を開発元に質問してみました。
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開発元の回答は以下の通りでした。(Google意訳)
1. VinylStudioの既存のインストールは、2019年12月1日以前にインストールされた場合、引き続き「Pro」機能を提供します。
2. 2019年12月1日以降に行われた新規インストールでは、Standard機能のみが提供されます。
これはApp Storeの制約の範囲内でできる最善の方法です。申し訳ありませんが、この点に関してはできる限り公平になるよう努めました。
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多分単純な値上げでは、App Storeのルールに適合しなかったということではないでしょうか? ユーザにとっては、単純な値上げのほうが分かりやすく納得できる金額では無いかと思いました。
今更ですが、Proに移行を促すダイアログが表示されるようになった段階で、MACのタイムマシーンを使ってVinylStudioのバージョンを落とせばProへの課金は先延ばしすることができたかも知れません。
注意ポイント
2019年12月1日以前にインストールされた方で、もし意図せずProに移行を促すダイアログが表示されるようになったら、バージョンのダウングレードを試すのも選択肢の一つではないか思います。
これから新たにVinylStudioを導入したいと思っている方(ユーザ)へ
ポイント
Mac App Store現在価格は、(2020/1/12)
- Standardは3680円
途中でProにアップグレードする価格は3060円で合計で6740円になります。 - Pro一括購入の場合では6100円です。
これからVinylStudioを導入したいと思っている方は、
Standardからスタートすると、有用な機能(下記参考)が削ぎ落とされていますので、Pro一括(6100円)で購入する方がトータルコストが抑えられますので初めからPro一括がお勧めと思います。
参考 VinylStudio-Proについて
Proについて
詳しくはコチラGoogle意訳
2018年10月1日から、VinylStudioは2つのバージョン(VinylStudio StandardとVinylStudio Pro)に分割されます。追加のUS $ 20に対して、VinylStudio Proは以下にリストする追加機能を提供します。VinylStudio Standardからのアップグレードのコストは24.95米ドルで、VinylStudio ProはWindowsとMacの両方で実行できます。
締切日より前に購入したユーザーは、以前使用していたすべての機能を引き続き利用できますが、VinylStudio 10以降に追加された新しい機能は、アップグレードした場合にのみ利用できます。
次の機能は、VinylStudio Proでのみ提供されます。
- CUEシートをインポートおよびエクスポートする機能。
- 一度に複数のオーディオファイルをインポートする機能。
- イコライゼーションの録音(「フラット」フォノプリアンプに使用され、RIAA以前のディスクを記録する場合)
- [ルックアップトラックリスト]ウィンドウで一度に複数のデータベースを検索する機能。
- Discogsからコレクションをインポートする機能。
- スペクトルビュー。見つけにくいクリックや傷を見つけます。
- 広範囲の損傷を修復する「パッチ」機能。
- デフォルトのフィルター設定とイコライゼーション曲線を設定する機能。
- カスタムイコライゼーションカーブ/ FFTフィルターを定義する機能。
- Filter Settingsウィンドウで「ノイズサンプル」ファイルをロードおよび保存する機能。
- カスタムアルバムステータス名を定義して、作業を追跡する機能。
- アルバムノートを入力する機能。
- コレクションを印刷する機能。
- 「周波数分析の実行」機能。
- 「プレーヤーにコピー」機能。
- Windows Media Playerプレイリストを作成する機能。
- CDまたはDVDの書き込み時にトラックリストをエクスポートする機能。
- 「バッチ」ウィンドウで提供されるほとんどの機能。代わりに、ユーザーは「スプリットトラック」ウィンドウで作業中のアルバムのトラックを保存できます。
- DSDサポート。
- 新しいアルバムを作成または記録するときにカタログ番号でDiscogsを検索する機能。