広告 MP3、AAC音質関連 ハイレゾレコーディング

「Apple Digital Mastersドロップレット」ツールを使ってシャルル・ミュンシュ指揮の ベルリオーズ 幻想交響曲をAAC変換してみました。

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今回は、ミュンシュ指揮・ベルリオーズ 幻想交響曲のレコードをハイレゾ録音したAIFFファイルを「Apple DIgital Masters Droplet.app」ツールを使用し、Apple Digital Master相当(24bit対応・AAC)に変換してみました。 

このレコードはミュンシュ指揮の名演の一つで1967年(57年前)に録音されました。

 

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ミュンシュ指揮の ベルリオーズ 幻想交響曲について

現在、MQA-CDやCDで、幅広くリリースされています。

1967年(57年前)に録音された「ミュンシュ指揮の ベルリオーズ 幻想交響曲」は名演奏として評価され、特に「第4楽章・断頭台への行進」と「第5楽章・ワルプルギスの夜」は感動を覚える熱演だと思います。

 

LPレコードについて

さて、今回ハイレゾ録音したLPレコードは、東芝EMI・エンジェルレーベルの赤盤です。 赤盤は、塩化ビニールの素材に静電防止剤を混ぜて赤色・半透明のレコードです。 静電防止対策によって、確かにプチノイズが非常に少なく、盤面を見てもホコリの付着が殆どありません。 

この様に特徴的な赤盤ですが、音質はどうか?というとマスタリングに因るものか、静電防止剤に因るものかは不明ですが個人的には高域に癖がある様に思われます。

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このLPレコードについてDiscogsで参考として調べたのが以下になります。

アルバム:Berlioz* / Orchestre De Paris, Charles Munch ‎– Symphonie Fantastique OP. 14
レーベル:Angel Records ‎– AA-8255
フォーマット:Vinyl, LP, Album 
国:Japan リリース済み:1968 ジャンル:Classical
Manufactured By – Toshiba Musical Industries Ltd.
<クレジット>
Composed By – Hector Berlioz
Directed By – Charles Munch
Orchestra – Orchestre De Paris

 

Apple Digital Master相当(24bit対応・AAC)への変換・手順

最近のiTunesやApple Musicで配信される楽曲は、「Apple Digital Masters テクノロジー」による(24bit対応)AACで配信されつつあります。 

ハイレゾ音源ファイル(Wave又はAIFF)を「Apple Digital Masters Droplet.app」ツールを使用すれば、Apple Digital Masters相当の音質を得ることができます。 詳しくは、バックナンバー記事 (その1)、(その2)、(その3)を参照ください。 以降、Apple Digital MastersをADMと称します。

 

ADMへの変換手順


  • step.1 レコード録音

    レコードをVinylstudioなどでハイレゾ録音し、ノーマライズ、曲間分割、プチノイズ抑制などの処理を行っておきます。 


  • step.2 ハイレゾファイル書き出し

    ビット深度24bit サンプリング周波数は96khzのWave又はAIFFのフォーマットでVinylstudioなどから書き出し(出力)します。(今回はAIFFで書き出しました)


  • step.3 ADMへの変換

    Apple Digital Mastersの紹介記事から「Apple Digital Mastersドロップレット」ツールをダウンロードして、予めOSXにインストールしておきます。 

    書き出したハイレゾ音源(AIFFファイル)を「Apple Digital Masters Droplet.app」ツールにドラッグ・アンド・ドロップすると、自動的にADMでエンコードされ、24bit対応 AACファイルに変換されて完成です。(チュートリアル画像 参照)


 

チュートリアル動画

Apple DIgital Masters Droplet.appへAACに変換したいハイレゾ音源(24bit/96khzWave又はAIFFファイル)をドロップすると、同じフォルダー内にApple Digital MastersのテクノロジーでエンコードされたAACファイルが自動で生成されます。

 

それでは、ADM相当のサウンドをお聴きください ♫(割愛:2020/6/26 追記)

この音源がパブリックドメインに該当しているか「レコードのパブリック・ドメイン (目安) チェッカー」で確認したところ以下の様に著作隣接権の保護期間(2038年12月31日まで)が有効でしたので、申し訳ありませんがUPしていた音源を削除しました。(2020/6/26)

 

スペクトルを確認してみました

スペクトルは、Audacityに夫々のファイル(AIFF、ADMでエンコードしたAAC)を取り込み、Audacityの解析 > スペクトルの表示 でスペクトルを表示できます。 スペクトル画面から、テキストを書き出しエクセルでグラフ化しています。

スペクトル条件

解析エリア:「第4楽章:断頭台への行進」 3分16秒から8秒間
関数窓:hanning  大きさ:16384

<AIFFとADMのスペクトル>

ADMは44.1kzのサンプリング周波数のため、22khz付近からレベルが急減しています。

<AIFFとADMの差分(誤差)スペクトル>

AIFFに対してADMは、20khz付近まで±2db以内の誤差に収まっています。

 

以上、「Apple Digital Mastersドロップレット」ツールを使ったミュンシュ指揮ベルリオーズ 幻想交響曲のAAC変換でした。

 

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