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DeepL・機械翻訳の実力レビュー

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最近評判のDeep Lを試してしてみました。 翻訳結果は評判に違わず感動ものでした。 実は「Apple digital master テクノロジー概要」の日本語PDF(英訳された方には恐縮です)についてはいまいち理解し難くピントこない文章でした。 原文の英文をDeepLで翻訳したところナチュラルで分かりやすい日本語になっていることにビックリ、Google翻訳ではそこまでナチュラルでない様に思います。 使い方含めレビューしてみました。

 

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DeepLとは

ウィキペディアによる特徴を以下に要約

DeepL翻訳は、DeepL社が提供している。同社はディープラーニング(深層学習)を軸に、言語向けの人工知能システムを開発している会社である。2009年にドイツのケルンで設立された訳文検索エンジン会社のLingueeが前身で、2017年8月に機械翻訳システムDeepL翻訳を公開。ウェブ上で無償提供を行ってきたが、2020年3月下旬に日本語と中国語(簡体字)にも対応した。
DeepL翻訳は、ウェブサイトで無償で利用可能。有償プラン「DeepL Pro」(個人利用の場合、年額5.99ユーロより)に登録すれば、オンライン翻訳の文字数制限がなくなるほか、送信されたテキストを訳文を届けると同時に破棄する機密性保持機能などを利用出来る。

DeepLの2020年2月6日付けニュースリリースの一文に「GoogleやMicrosoftといった企業は、ニューラル機械翻訳のトレーニングを行うための良いデータを豊富に持っていることと思います。一方のDeepLでは、数学とニューラルネットワークの方法論において数々のイノベーションを達成したことで、他よりも一層優れた結果を出すことができました。」との説明があり、ユニークな翻訳アルゴリズムになっている様です。

使い方は、Google翻訳と似ていてWeb上で翻訳したい文章を入れますと、翻訳された文章が表示されます。 対応言語は、日本語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、オランダ語、ポーランド語、ロシア語、中国語で言語の自動検出機能も有しています。 ここをクリックすると翻訳ページに遷移します。

以上のブラウザから翻訳できますが、使い勝手が悪いので、PC上にDeepLアプリをインストールするのがお勧めです。 ブラウザ翻訳画面の右上のダウンロードボタンを押しても何故か?アプリをダウンロードできない場合がありましたので、ダウンロードは、ここをクリックしてページを開くとダウンロードできるページへ遷移します。

 

DeepLの使い方

アプリをPCにインストールした後、使い方は至って簡単です。 

翻訳したい文章をドラッグして選択したらMACの場合[command]ボタンを押しながら[C]ボタンを2回押すとDeepLが起動して画面のように翻訳元の文章と翻訳後の文章が併記して表示されます。(翻訳は少々タイムラグあり)

なお、環境設定で、ショートカットキーの変更やポップアップウインドウの表示時間の設定ができます。

 

実際に翻訳してみました

「Apple Digital Masters テクノロジー概要」に関するApple Computer, Inc.の2019年7月付「Apple-Digital-Masters .PDF」ファイルの英文の一節(下記)を例題としてDeepLで翻訳してみました。

また、DeepLの翻訳レベルをレビューするため、『Google翻訳による和訳結果』と『日本語版の「Apple Digital Masters テクノロジー概要」PDF』の訳文を併記して比較しました。

 

英文「Apple Digital Masters テクノロジー概要」PDFの一節

Improved Conversion and Encoding for AAC

Apple’s latest encoding methodology is a two-step process. The first step in the encoding path is to use state-of-the-art mastering-quality Sample Rate Conversion (SRC) to resample the master file to a production sample rate.

This SRC outputs a 32-bit floating-point file which can preserve values that might otherwise fall outside of the permitted amplitude range. This file is saved in a CAF container. This critical intermediary step prevents any aliasing or clipping that could otherwise occur in SRC. It is this 32-bit floating file that’s used as the input to the encoder—this is one key reason we can achieve superior results.

Our encoders then use every bit of resolution available, preserving all the dynamic range of the 24-bit source file and eliminating the need for adding dither. The advantage of this is twofold. Not only does it obviate the need of adding dither noise, it also lets the encoders work more efficiently as they don’t need to waste resources encoding this unwanted and unnecessary noise.

By using this highly accurate file directly from our SRC and taking advantage of its clean signal, our encoder can deliver the final product exactly as the artist and sound engineers intended it to sound.

日本語PDF版、DeepL翻訳、Google翻訳の和訳比較

独断と偏見で、3つの和訳の中で分かりやすく正確性があると思われるものに 印をつけてみました。 

日本語PDF版 DeepL翻訳 Google翻訳

改善されたAAC変換およびエンコーディング

AAC用に改良された変換とエンコード  

AACの変換とエンコーディングの改善

Appleの最新エンコーディング方式には2つのステップがあります。

Appleの最新のエンコード方法は、2段階のプロセスで行われています。   

Appleの最新のエンコード方法は2段階のプロセスです。

エンコーディングにお ける第一のステップでは、最先端のマスタリング品質サンプルレートコンバータ(SRC)を 使って、マスターファイルをプロダクション・サンプルレートにリサンプルします。

エンコーディングの最初のステップは、最先端のマスタリング品質のSample Rate Conversion(SRC)を使って、マスタファイルを本番用のサンプルレートにリサンプルすることです。   

エンコーディングパスの最初のステップは、最先端のマスタリング品質のサンプルレート変換(SRC)を使用して、マスターファイルを製品のサンプルレートにリサンプリングすることです。

このSRCは32-bitの浮動小数点ファイルを出力し、他の方法では許容振幅帯域から逸脱 しかねないデータを保存することができます。   

この SRC は 32 ビット浮動小数点ファイルを出力し、許容される振幅範囲外になる可能性のある値を保存します。

このSRCは、32ビットの浮動小数点ファイルを出力します。このファイルを使用しないと、許容される振幅の範囲外になる値を保持できます。

このファイルはCAFコンテナに保存されま す。この中間のステップはSRCでエイリアシングやクリッピングの発生を避けるために必 要不可欠なものです。

このファイルは、CAF コンテナに保存されます。この重要な中間処理により、SRC で発生する可能性のあるエイリアシングやクリッピングを防ぐことができます。   

このファイルはCAFコンテナーに保存されます。この重要な中間ステップにより、SRCで発生する可能性のあるエイリアシングやクリッピングが防止されます。

この32-bitフローティングファイルをエンコーダの入力データとし て使用することで、私たちが成し遂げた最上級の結果を得ることができるのです。その後エンコーダは、可能な限りの解像度を使用して24-bitソースファイルのダイナミッ クレンジを保存し、アディング・ディザーを不要にします。

エンコーダへの入力として使用されるのは、この 32 ビットのフローティングファイルです。当社のエンコーダは、利用可能なすべてのビットの解像度を使用し、24 ビットのソースファイルのすべてのダイナミックレンジを保持し、ディザを追加する必要がありません。   

エンコーダへの入力として使用されるのは、この32ビットのフローティングファイルです。これが、優れた結果を達成できる主な理由の1つです。
次に、エンコーダーは利用可能なすべての解像度を使用して、24ビットソースファイルのすべてのダイナミックレンジを維持し、ディザーを追加する必要をなくします。

この方法の利点は、 ディザリング ノイズを加える必要性がなくなるだけでなく、不必要なノイズをエンコードしてリソースを 無駄に消費することがないため、エンコーダの効率が向上することです。   

この利点は2つあります。ディザノイズを追加する必要がなくなるだけでなく、不要な不要なノイズをエンコードするためのリソースを無駄にする必要がなくなるため、エンコーダの作業効率が向上します。

この利点は2つあります。ディザノイズを追加する必要がなくなるだけでなく、この不要で不要なノイズをエンコードするリソースを無駄にする必要がないため、エンコーダがより効率的に動作できるようになります。

このSRCから出力される、高精度かつクリーンなシグナルを利用することで、 Appleのエ ンコーダはアーティストやレコーディングエンジニアが意図したサウンドを最終的な製品 においても忠実に再現することができるのです。

SRC から直接この非常に正確なファイルを使用し、そのクリーンな信号を利用することで、当社のエンコーダは、アーティストやサウンドエンジニアが意図した通りの最終製品を提供することができます。   

この非常に正確なファイルをSRCから直接使用し、そのクリーンな信号を利用することで、私たちのエンコーダーは、アーティストやサウンドエンジニアが意図したとおりに、最終製品を配信できます。

  合計:2個

  合計:6個

  合計:0個

 

感 想

ポイント

夫々の日本語文を読んでどの様にお感じになりましたか? 独断と偏見で比較評価した結果   印が一番多かったのがDeepLとなり、本来お手本となるべき日本語版PDFよりDeepLの訳文が自然でわかり易く感じました。 機械翻訳もここまで来たかという感じです。

これからは、英文のマニュアルとか技術文章等はどちらかというと平易な文章ですから、十分理解できる日本文に翻訳できるDeepLを使う機会が増えると思います。

 

以上、DeepL・機械翻訳の実力レビューでした。

 

 

【番外編】
Apple Digital Masters相当のサンプル音源を聴いてみてください

2020/6/14:番外編を追記しました。

 

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