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ロリポップ「ハイスピードプラン」への変更とその効果

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blank前ページに引き続いて、

取り敢えず前ページの対策で「合格」になったものの、Core Web Vitals項目の内 LCP の余裕が少なく、再び不合格になる可能性を秘めていると思われます。 そのため、多少ともLCP のマージンを増やせないか?と期待を込めてライトプランからハイスピードプランへの変更を行うことにしました。

ハイスピードプランに移行してPageSpeed Insights「ウェブに関する主な指標の評価」を中心にレビューしてみます。

 

ハイスピードプランについて

今まで当サイトはロリポップのライトプランを契約していましたので、ライトプランとハイスピードプランとの主な仕様比較は以下の通りです。

ライトプラン ハイスピードプラン
Webサーバー Apache LiteSpeed
PHP CGI版 or モジュール版 LiteSpeed版のみ
SSD容量 200GB 400GB
自動バックアップ なし あり
(復元は有料)
電話サポート なし あり
料金(36ヶ月契約時) 220円/月 550円/月

 

ロリポップより引用
第4世代のWebサーバーとも言われるLiteSpeedを採用。これまでのApacheに比べ84倍(※)の速度に!また、高速化だけでなく高負荷時の安定性に優れています。 ※ litespeedtech.com の「WordPress Perfomance by Server」の数値を比較

 

ライトプランからハイスピードプランへの移行

ロリポップ管理画面のプラン変更からハイスピードプラン変更を行いました。 

当サイトの場合「入金確認メール」が着して当サイトページを覗くと、全てのページで404エラーになり、約45分後に「プラン変更が完了」メールが着して当サイトが復旧しました。

 

ハイスピードプランのパフォーマンスは?

体感上の改善項目

  • WordPress管理画面でのレスポンスが早くなった。
  • All-in-One WP Migrationプラグインによるバックアップ及び復元時間が半分程度になった。

 

LiteSpeed PHP処理時間の確認

当ブログ記事「π多桁計算 プログラムをBasicからPHP言語に移殖してみました。」π計算の計算処理時間がどう変わったかを測定しました。

π計算の桁数 Before
(モジュール版)
After
(LiteSpeed)
比率 A/B
500桁 0.038s 0.027s 71%
1000桁 0.15s 0.097s 64%
2000桁 0.58s 0.385s 66%
5000桁 3.48s 2.55s 73%

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以上の結果から、サーバーLiteSpeed処理時間がスピードUPしていることが確かめられました。

 

「ウェブに関する主な指標の評価」がどうなった?

ハイスピードプランに変更により「ウェブに関する主な指標の評価」(Core Web Vitals)は以下のように僅かながら改善しました。

Before ライトプラン

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<パフォーマンス スコアー >
モバイル:80台
PC:90台

After ハイスピードプラン

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<パフォーマンス スコアー >
モバイル:80台後半
PC:90台後半

 

まとめ

ライトプランからハイスピードプランに変更により

  1. 「ウェブに関する主な指標の評価」が若干の改善が見られた
  2. LiteSpeed PHPの処理速度が30%ほど改善
  3. WordPress管理画面のレスポンスやAll-in-One WP Migrationプラグインのバックアップ時間が短縮する

今後の課題

現在使っている「WP Fastest Cache Premium」プラグインを LiteSpeedサーバーに適する「LiteSpeed Cache」プラグインに試しに変更してみましたが、残念ながら PageSpeed Insights のパフォーマンスが悪化したので、元の「WP Fastest Cache Premium」プラグインに戻しました。 

今後の課題として「LiteSpeed Cache」プラグインは、設定項目が多岐に渡って難しく、正しく設定すれば、パフォーマンス改善に繋がるかもしれません。 今後再トライしてみたいと思っています。

 

以上、ハイスピードプランのレビューでした。 ページ速度改善は期待した程では無かったものの、「自動バックアップ」機能が無料で使えることにメリットがある様に感じられました。

 

LiteSpeedのPHPを8.1にバージョンアップ

ロリポップ・インフォメーション

■2022年4月13日 - 『PHP8.1』の提供を開始しました
このたび、ロリポップでは、全プランにて『PHP8.1』の提供を開始いたしました。
『PHP8.1』には、列挙型(enum)、読み取り専用プロパティ、callableの新シンタックス、Fiber、交差型、パフォーマンス向上などの新機能が追加されました。

早速、今までのPHP7.4から『PHP8.1』にアップデートしてみました。

次ページに続く

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