広告 MP3、AAC音質関連

AutomatorによるXLD・AAC変換ワークフローアプリにMediainfo機能を追加してみました

スポンサーリンク

 

以前の記事で、XLDコマンドラインでハイレゾ24bit音源を高域減衰無く最適化したAAC変換を行うためにAppleのAutomatorを利用したワークフローアプリを作成しました。(詳細はここをクリック) 今回は、AAC変換が完了したらMediaInfoログ(メディアファイル情報)が自動的にログ表示される機能を追加しましたので紹介します。 

なお、Automatorは、Apple社のMAC OSに標準搭載されているアプリで、PC上の作業(ワークフロー)をプログラムすることができます。 Automatorで作られたワークフローは、一つのアプリとして実行することができます。

 

スポンサーリンク

 

 

今回のワークフローアプリの概要

今回のワークフローアプリは、以前紹介しましたA記事のAAC変換アプリB記事のMediaInfo情報取得アプリ機能を追加したものです。 この合体したアプリ名を、XLD to ACC with MediaInfo.app としました。 

このアプリを実行しますと、AAC変換した後、自動的にMediaInfo情報(AAC諸元や音源のクレジット)が表示され、Texファイルで保存されます。

オペレータ
オペレータ
ここでワークフローアプリのキーとなる、A記事とB記事の「シェルスクリプトを実行」コード を示します。 下のボタンを押すとコードがご覧頂けます。

 

それでは、完成したワークフローアプリの動画(1分)を見てみてください。
オペレータ
オペレータ

動画の簡単な流れ

  • ワークフローアプリ起動
  • ハイレゾファイル選択(複数選択可) 
    (ここでは、ハイレゾで録音したBrahms ピアノコンチェルトの2楽章を選択)
  • AAC変換が完了するとMediaInfoログ(メディアファイル情報)が表示される
  • ファインダーで確認
    (AACに変換されたファイルとMediaInfoログファイルが生成されている)

 

Aoutometor ワークフローアプリ作成(要点)

Aoutometor ワークフローアプリの基本的な作成方法はA記事を参考にしてください。 今回のワークフローアプリの名前を「XLD to ACC with MediaInfo.app 」としてワークフローアプリの要点となる「シェルスクリプトを実行」用のコードを以下に示します。

なお、今回のワークフローの内容を詳しく知りたい場合やワークフローの修正を行う場合は、後段に示しますzipファイルをダウンロードして解凍後、Automatorアプリを起動して ファイル > 開く からダウンロードしたワークフローアプリを指定すれば、Automatorワークフローが参照できます。

「シェルスクリプトを実行」用のコード

PCにインストールされているXLDやMediaInfoアプリの絶対パスの書き着替えが必要になります。 例えば、上のコードの17行、20行のXLDの絶対パスや35行のMediaInfoの絶対パス指定がそれに当たります。

 

作成したワークフローアプリ「XLD to ACC with MediaInfo.app 」を使う

オペレータ
オペレータ
今回作成したワークフローアプリ(XLD to ACC with MediaInfo_V20201214.app)をzipファイルでアップしましたので、DownLoadボタンを押してzipファイルをダウンロードし解凍すれば、お使い頂けます。 但し、PCにインストールされているXLDやMediaInfoアプリの絶対パスの書き着替えが必要です。

アプリDLと使用上の注意ポイント

  • このアプリを開こうとすると「“XLD to ACC with MediaInfo_V20201214.app”は、App Storeからダウンロードされたものでないため開けません。」と表示される場合は、「control」ボタンを押しながら右クリックで開いてみてください。
  • このアプリは、エラー処理等は含んでいませんのでご注意ください。
  • アプリの使用によって、生じたいかなる損害も、補償いたしかねますことをご承知おきください。

 

このワークフローアプリを使う際に、下に注意すべき事項があります、
オペレータ
オペレータ

注意ポイント

  1. XLDアプリとMediaInfoアプリのコマンドラインを使っていますので、夫々のインストールが必要です。 
  2. 事前にXLDのサウンドオプション設定が必要です。

 

このワークフローアプリでAAC変換してみました。 ♫

この音源は、1960年録音・ブルーノ・ワルター指揮 コロムビア交響楽団によるモーツァルト交響曲 第35番 ハフナーです。 

レコードから録音したハイレゾファイル(192khz 24bit、Flac)をこのアプリでAAC変換しました。 LPレコードの盤質が悪く、良い音質とは言えませんが歴史的名演ですので、この音源を聴いてみてください。 またAAC変換後に自動生成された、MediaInfoのLogも合わせて添付しました。

 

第1楽章 AAC(320kbps 48khz)

第2楽章 AAC(320kbps 48khz)

第3楽章 AAC(320kbps 48khz)

第4楽章 AAC(320kbps 48khz)

 

 

以上、ハイレゾ音源から高域減衰無く最適化してAAC変換し、更にMediainfo機能を付加したワークフローアプリの紹介でした。 是非お試し頂けばと思います。

 

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク