
スマホ画面
例えば知り合いに自分のブログページ(Webページ)を教えたい時がありませんか? こんな時にブログページ内にQRコードを設置していれば、知り合いのスマホでQRコードを読み取ることで、簡単に当該のブログページに遷移できます。
今回は、実例の画像(スマホ画面参照)で示します様に、ページのURLに基づくQRコードを簡単に設置する方法を紹介します。
参考にさせて頂いた記事
WordPressのPost Snippetsプラグイン について
現在ページのQRコードを生成するため、現在ページのURLを取得する以下のPHPコードを使います。 そのため、Wordpressブログ内ではPHPを直接扱えないのでショートコードを使う必要があります。
PHP (empty($_SERVER['HTTPS']) ? 'http://' : 'https://') . $_SERVER['HTTP_HOST'] . $_SERVER['REQUEST_URI'] ;
function.phpに書いた関数でショートコードを作ることもできますが、このブログでも何回か紹介していますPost Snippetsプラグインを使えば簡単にQRコード設置用のショートコードが作れます。
インストールや使い方は以下のブログカードを参考にしてください。
今回の事例紹介は、Post Snippetsの管理画面(下の画面)で、項目①〜⑥についての説明になります。
Post SnippetsによるQRコード設置用ショートコードの作成
Post Snippets(以下PSに略します)の管理画面の①〜⑥について説明し「QRコード設置用ショートコード」を作成します。
PS-①
ショートコードの名前です。 今回は、QRコード にしました。
PS-②
以下のPHPコードを記述します。
- 2行目コードは、現在のWebページURLを取得して、変数urlに代入しています。
- 5行目コードは、Google Chart APIのQRコード作成機能を呼び出すURLを作り変数urlで現在ページを指定し、img要素を使ってQRコードを出力します。 QRコードのサイズは、chs=126x126(126px ✕ 126px)で指定します。 QRコードのサイズを変更する場合は、この数字(px)を変更します。
12345// 現在ページのURL取得$url=(empty($_SERVER['HTTPS']) ? 'http://' : 'https://') . $_SERVER['HTTP_HOST'] . $_SERVER['REQUEST_URI'] ;// QRコードの出力echo '<img src="https://chart.googleapis.com/chart?cht=qr&chs=126x126&chl=' . $url .'?authuser=0&choe=UTF-8" >';PS-③
無記入です。
PS-④
ショートコードにレ点を入れます。
PS-⑤
PHP Codeにレ点を入れます。
PS-⑥
ショートコードの説明を記述します。 例:現在ページのURLをQRコード化して配置する
以上の記述が終わったら Save ボタンを押して保存します。
WordPressのビジュアルエディタに移って、PostSnippetsボタンから、QRコードを選択すれば、ショートコードの【QRコード】が挿入され、プレビューすればQRコードが表示されると思います。
ポイント
例えば、この行の下にショートコードの【QRコード】(括弧は半角)を設置すれば、このブログ記事(URL)のQRコードが表示されます。
実際のQRコードの設置場所
このページの最下段(フッター部分)にQRコードのショートコードを設置しています。(下記 注意ポイント参照)
当ブログでは、Wordpressテーマの「AFFINGER5」を使っています。 外観 > ウィジェット から、「フッター右用ウィジェット(2列目)」にカスタムHTMLで先程作成したショートコードの【QRコード】を記述しました。 これにより、固定ページや投稿ページの全てのフッター部分に夫々のページURLに対応したQRコードが表示されるようになります。
注意ポイント
全ページのフッター部分にQRコードを設置するとページ速度が低下するようです。 このため、当ブログでは設置に必要なページを除きQRコードの設置を止めました。(2020/1/24 追記・訂正)
ちょっと一息
記憶によれば、Q Rコード(2次元バーコード)は日本人の発明であったと思います。
Wikipediaで調べたら、デンソーでトヨタ看板方式で使うために発明したとのこと。 特許権者のデンソーウェーブは、まずはQRコードが普及するよう敢えて特許をオープンにしたことで、原則的に誰でも使うことができます。 もはや世界標準になったQRコードは日本の誇るべき発明の一つと思います。
今回のQRコード生成は、Google APIを利用させてもらってしていますが、元を正せば日本の発明であり、大手を振ってこのQRコード・ジェネレーターを使わせて頂こうと思います。 なお、英数 (US-ASCII)では、 最大4,296文字まで読み込みができるそうです。
参照
QRコード(ウィキペディア)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/QRコード