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「フレッツ速度測定サイト」で通信速度・計測エラーになる時の対処方法と通信速度の低下要因について

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インターネットの通信速度が異常に遅い時にプロバイダ側か設備上の要因か否かを切り分けるには、「フレッツ速度測定サイト」を利用するのが簡単です。 

一般的な通信速度を計測するツールは殆どプロバイダを経由してインターネットの通信速度を計測するものです。 これでは、通信速度が異常に遅くしている要因がプロバイダ側にあるのか?分かりません。 

「フレッツ速度測定サイト」を利用すると、プロバイダを経由するインターネット区間までの通信速度(Sp)とプロバイダを経由せずにNTT東西フレッツ網までの通信速度(Sn)の2つを計測できるので、SpSn を調べればある程度の遅延要因の切り分けができます。

例えば、異常に通信速度が遅い時に Sn >> Sp の関係であれば、Spの値が Sn より顕著に小さい(遅い)のでプロバイダ側の回線に何らかの問題がある可能性が高いことが分かります。

当宅では、ドコモ光のタイプAで契約しており、タイプAは利用できるプロバイダの17社(※参照)から選択できます。 この17社の中の、ある「✗✗プロバイダ」を選択しています。 

一般的な通信速度が測れる「インターネット回線スピードテストのUSEN」で通信速度を計測すると昼間が70〜80Mbps夜間(特に22時頃)では  0.5Mbps になる場合があり、その速度差は 1/100 以上に及びます。 マンションのためVDSLのモジュラー接続(最大100Mbps)で通信速度が不利になるのは分かっていますが、夜間になると、1/100に低下するのは気になる所です

そこで、✗✗プロバイダ側か設備上の要因かを切り分けることができる、「フレッツ速度測定サイト」で通信速度を計測しようとすると『NTT 東日本・西日本フレッツ網内と通信できないため、計測できません。』と表示エラーになり、フレッツ網内(Sn)とインターネット区間(Sp)の夫々の通信速度が測定出来ません。 

エラーになる原因を調べた所、Wi-Fiルータがフレッツ専用回線に接続出来ていないためと言うことが分かりました。

今回は、「フレッツ速度測定サイト」エラーが出た時の対処方法と夜間に通信速度が低下する時の対応策についての紹介です。

ドコモ光・タイプAの対応プロバイダ
GMOとくとくBB、BIGLOBE、ドコモnet、Tigers-net.com、plala、DTI、andline、BB.excite、エディオンネット、@nifty、SYNAPSE、ic-net、楽天ブロードバンド、hi-ho、ネスク、TiKiTiKi、SIS

 

 

当宅のインターネット環境

  • 契約・コース:ドコモ光(✗✗ 光 with フレッツ マンションプラン2 NTT東) ✗✗はプロバイダ名
  • 宅内接続:VDSL(モジュラータイプ) 最大100Mbps
  • レンタル・モデム:型番はVH100「4」E「S」
  • Wi-Fiルータ:Buffalo WSR-2533DHPL2/NB (PPPoE接続 IPV4)
  • メインPC:M1-MacBook Air (macOS:13.0.1) セキュリティソフト(eset:6.11.404.0)

 

Wi-FiルータにNTT東「サービス情報サイト」への接続を追加する

Wi-FiルータのPPPoEマルチセッション機能を使用して、1つの回線契約でプロバイダーと「フレッツ回線向けサービス情報サイト」(ここをクリック)に同時に接続することで、「フレッツ速度測定サイト」での通信速度の計測が行なえる様になります。

手順詳細は、Buffaloの「フレッツ回線向けの設定をする」を参照してください。 ここでは、手順詳細の通りで設定したところ、上手く接続出来ませんでした。 この点を合わせて注意すべきポイントのみ説明します。

Wi-Fiルータ Buffalo

Wi-Fiルータの設定ポイント

  • Wi-Fiルータのログオンから操作するので、予めセキュリティソフトのWebアクセス保護を一時的に停止させておきます。(何故かURL除外設定しても上手く行かない)
  • 手順詳細ページ『 9.「接続成功です」と表示』されたものの、「フレッツ速度測定サイト」http://www.speed-visualizer.jp/)にアクセスして【測定する】ボタンを押すと、今までと同様の表示エラーになってしまいました。
    【解決策】
     下のログオン画面の様に PPPoEの「FLETS Next(EAST)」を編集で、赤枠の自動切断・待機時間をデフォルトの「5」から「0」にして【編集を終了して前の画面へ戻る】ボタンを押しますと、「フレッツ速度測定サイト」が表示エラーにならず、表示出来るようになりました。

「フレッツ速度測定サイト」表示例

✗✗プロバイダを経由するインターネット区間までの通信速度(Sp)表示画面

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【確認する】ボタンを押すと、NTT東西フレッツ網までの通信速度(Sn)画面に切り替わります。

✗✗プロバイダを経由せずにNTT東西フレッツ網までの通信速度(Sn)表示画面

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ある日の「フレッツ速度測定サイト」による(下り)通信速度(24時間トレンドグラフ)

測定条件
計測時刻(間隔):ランダム計測(Sp値が遅い時は密で計測)
通信速度(測定):M1-MacBook Airに入れたGoogle Chromeにより「フレッツ速度測定サイト」で計測

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ポイント

プロバイダを経由するインターネット区間までの通信速度(Sp)がブラウンで示される折れ線グラフで、21時〜24時位の時刻で通信速度が大幅に変動(低下)している。 一方、プロバイダを経由しないNTT東西フレッツ網までの通信速度(Sn)がグリーンで示される折れ線グラフで、若干の変動はあるも変動幅は小さいことが分かります。 

つまり、21時〜24時の区間において、Sn >> Sp の関係なので、✗✗プロバイダ側の回線に何らかの問題がある可能性が高いことが分かりました。

 

夜間に通信速度が低下する対応策について(回線業者へ問い合わせ)

当宅・マンション内のVDSL設備は10年以上経過し、経年劣化も懸念するところがあったので、ドコモ光に「夜間に通信速度が低下する事象」について問い合わせしたところ、「『フレッツ網内』の測定結果が10Mbps未満の場合は設備が疑われ、10Mbps以上の場合はプロバイダ区間の混雑などの影響が考えられるので、ご利用のプロバイダへ相談すること」とのサジェッションを得ました。

上の通信速度トレンドグラフで『フレッツ網内』の測定結果(Snグリーンの折れ線)を見ると最低値が43.2Mbpsでしたので10Mbps 以上あるので、設備上の問題は無さそうです。

このため、次に利用中の✗✗プロバイダへ、メールで問い合わせしましたが、未だ回答を得ていません。 今後、夜間の通信速度が更に悪化する様なら、ドコモ光の中で利用できる別のプロバイダに乗り換えることを検討して行きたいと考えています、

 

以上、「フレッツ速度測定サイト」でエラーが出た時の対処方法と夜間に通信速度が低下する時の対応策でした。  ネット速度が遅いと感じた時のご参考にして頂ければと思います。

 

 

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