M1 MacBook Airにおいて、セキュリティソフトESETの影響によりApple Intelligenceの作文ツールがエラーを起こす問題（こちらを参照）への対応後、「作文ツール」が一応 利用可能となったため、Apple Intelligenceの「作文ツール」とChatGPTのそれぞれで文章校正の機能比較を行ってみました。
Apple Intelligence「作文ツール」と「ChatGPT」について
Apple Intelligence 作文ツール
「作文ツール」は、Apple Intelligence 機能の一つです。 特に「作文ツール」は、文章の校正をシームレスに行うことができる便利な機能です。
校正したい文章を選択し、右クリックして、コンテキストメニューから「作文ツール」を選択すると、スクリーンショットに示すように、様々なオプションを指定できます。
この中のオプションから「プロフェッショナル」で文章校正の評価を行います。
Apple Intelligenceの詳細な操作方法については、［システム環境設定］画面を開き、[Apple IntelligenceとSiri]の"詳しい情報..."をクリックするとマニュアルが開き、参照できます。‼️デスクトップ版 ChatGPT
ChatGPTはオールラウンドに対応するAIですが、プロンプト（指示や質問）を与えることで文章校正を行えます。 「作文ツール」に対して、文章校正を評価するために、デスクトップ版のChatGPT(バージョン1.2025.105)を使用しました。
macOS用のデスクトップ版ChatGPTは、下記のサイトからインストールできます。
ChatGPTに対して、「元の文章を分かりやすく校正して」と質問して文章校正の実力評価を行います。
文章校正・機能を評価する。
それでは、両者を比較するために、直近で投稿した前文内容を題材に「作文ツール」とChatGPTで校正して貰います。
元の文章（校正前）
wordpressでaudioファイルを埋め込む時はWordPressに付属するaudio Player（[audio]ショートコード）やplaylistを使用していると思います。
ただplaylistの場合、再生がエンドレスのループ再生になる等、仕様上の制約（オプションに乏しい）を含んでいます。
そこで過去記事で紹介したカスタマイズが容易な audiojsによるplaylistを使いたくなる時もあります。
ところが、両者共<audio>タグをラップして使用しているので、同一ページで両者を混在させると衝突(コンフリクト)して表示などに不具合が生じて使用出来ません。（下記、衝突事例参照）
そこで、WordPressの同一ページでaudiojs playerを混在させて使いたい場合、 audiojs要素にjqueryのeach （）文を適用させてコンフリクトを避ける方法を忘備録として書き留めました。
更に、Post Snippetsプラグインを使ってaudiojs Player用とPlayList用に簡単に切り替えられるショートコードも考えてみました。
| Apple Intelligenceによる「作文ツール」 【元の文章をプロフェッショナルで書き換え】 | ChatGPT(バージョン1.2025.105) 【元の文章を分かりやすく校正して】 |
| WordPressでオーディオファイルを埋め込む場合、WordPressに付属するオーディオプレイヤー（[audio] ショートコード）やプレイリストを使用することが一般的です。 そのため、過去記事で紹介したカスタマイズが容易なaudiojsによるプレイリストを使用したい場合もあるでしょう。 ところが、両者とも<audio> タグをラップして使用しているため、同一ページで両者を混在させると衝突（コンフリクト）が発生し、表示などに不具合が生じて使用できません。（下記、衝突事例参照） そこで、WordPressの同一ページでaudiojsプレイヤーを混在させて使用する場合、audiojs要素にjQueryのeach（）文を適用させてコンフリクトを回避する方法を忘備録として記述しました。 さらに、Post Snippetsプラグインを使用して、audiojsプレイヤー用とプレイリスト用に簡単に切り替えられるショートコードも考案しました。 | WordPressでオーディオファイルを埋め込む際、多くの場合はWordPressに付属しているaudioプレーヤー（[audio]ショートコード）や、プレイリスト機能を使用していると思います。 そのため、過去記事で紹介したような、カスタマイズが容易な「audiojs」を使ったプレイリストを利用したくなる場合もあるでしょう。 ところが、どちらも<audio>タグをラップして動作しているため、同一ページ内で両者を併用すると衝突（コンフリクト）が発生し、表示の不具合などによって正常に動作しないことがあります（※下記に衝突事例を掲載）。 そこで今回は、WordPressの同一ページ内でaudiojsプレーヤーと標準プレーヤーを混在させるために、audiojs要素に対してjQueryのeach()文を適用し、コンフリクトを回避する方法を備忘録としてまとめました。 さらに、Post Snippetsプラグインを使って、audiojsプレーヤー用とプレイリスト用を簡単に切り替えられるショートコードの作成方法もあわせてご紹介します。 |
文章校正・機能の評価（マトメ）
- どちらも、WordPress の先頭の大文字等の表記が統一され、校正されています。
- 「作文ツール」は、簡潔に校正されています。また、選択された文章をその場で校正できるため、使い勝手に優れています。
- ChatGPT は、元の文章と比較して、より分かりやすい表現が加えられ、校正されています。 しかしながら、選択した文章を ChatGPT にコピーして貼り付ける必要があるため、使い勝手という点では「作文ツール」に劣ります。
Apple Intelligence「作文ツール」とChatGPT のマトメ
ChatGPTは汎用性が高く、適切なプロンプト（指示や質問）を与えることで、最適な回答を得ることができます。 特に、スクリプトやコードの生成など、コーディング分野で高い性能を発揮します。 一方、Apple Intelligenceは、テキスト生成や要約、画像の作成など、ユーザーの作業を補助する機能に特化しています。 両者にはそれぞれ異なる強みがあるため、目的に応じて使い分けることで、より効果的な活用が可能と思われます。
以下に、「両者の違い」をChatGPTで一覧にしてみました。
| 項目 | Apple Intelligence | ChatGPT |
| 開発元 | Apple | OpenAI |
| 主な用途 | Apple製品の作業支援 （テキスト・画像生成等） | 汎用的なAI対話・情報生成 |
| 動作環境 | 端末内優先（＋専用クラウド） | クラウド上 |
| プライバシー | 非常に高い | 配慮しているがクラウド依存 |
| 強み | システム統合・プライバシー保護・自動化 | 高精度な対話・コーディング・文書生成 |
| カスタマイズ | 限定的 | プロンプトにより柔軟な指示が可能 |
| 外部連携 | 一部でChatGPT連携可能 | 外部サービスにも広く展開 |
| 利用条件 | 対応Appleデバイス必須 | 誰でも利用可（無料／有料プランあり） |