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簡易検証編その2 「CDで再生されるストリングスの音は何故、違和感を覚えるか?」

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今回の簡易検証-2はDA変換器等を介さずピュアーな状態でCDフォーマットの本質的誤差を示すことを試みました。 前回の簡易検証は、LPレコードをハイレゾ録音したオリジナルファイルとCDフォーマットにダウンコンバートしたファイルをSonyのHAP-Z1ESに取込み、AD変換録音後にAudacityでSpectrum解析しテキストデータの差分誤差を求めグラフ化・可視化するものでした。

つまり、HAP-Z1ESのDA変換器・誤差も含まれたものになっています。

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今回の簡易検証-2の手順

今回の検証手段は、前回簡易検証した同じハイレゾオリジナルファイル(ORG high-res file)を元に、CDフォーマットにダウンコンバートした後、ハイレゾファイル(192khz、24bit)にアップコンバートしたファイル(DU high-res file)と元の(ORG high-res file)の夫々を Audacityで周波数解析し誤差(差分)をグラフ化・可視化します。

 

簡易検証-2結果(前回結果との比較)

前回の簡易検証の結果と今回(簡易検証2)の結果を重ね合わせたのが右のグラフです。

14khz付近から誤差が増大してる傾向は前回の簡易検証結果と同じですが、今回の簡易検証-2は、前回と比べ、誤差が1/2以下で非常に少なくなっていることが判ります。

 

❏ ま と め

結論としては、CDフォーマットの本質的誤差が、14khz以上から増大することで、ストリングスの聴感上の違和感に繋がるものかもしれませんが、前回より1/2以下の誤差に収まり、ストリングスに違和感は、生じないのでは無いかとも推察されます。

一方今回の検証は、DA変換器を介していないので、理想的なDA変換器による再生誤差と等価であるとも言えます。

このことは、以前からデジタルデータなのに、CDプレーヤ(=DA変換器の違い)の違いで、音質が変わることが不思議でしたが、CDプレーヤに内蔵されているDA変換器の性能に起因するので、理想的なDA変換器に近づけば、音質が向上することにに繋がっているのではないでしょうか?

また、例えばテラーク・レーベルのPCM録音のLPレコードが、業務用のため多分理想に近いDA変換器が使われてレコードが作成されいると思われ、オーケストラのストリングス が特段不自然に感じられないことにも符合しているのでは無いかと思い至ります。

CDフォーマットの高音質再生を求めるには、サンプリング周波数、ビット深度の制約の中で、理想に近いDA変換器を搭載したCDプレーヤが必要になり、これは、高級CDプレーヤに繋がります。

我々B級オーディオマニアとしては、コスパの点で、CDフォーマットの高音質化は、諦めてハイレゾのダウンロード購入やLPレコードのハイレゾ化に向けた方が得策ではないか?と考えます。

 


(参考)のために、前回の簡易検証の手順を以下に示します
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